小石観音寺の安産祈願 福岡県北九州市
小石観音寺は福岡県北九州市若松区の真言宗醍醐派の寺院です。
800年以上の歴史を持ち、古くから「頼まれ観音」として地元だけでなく遠方からも多くの参拝者が訪れるお寺です。
とくに本尊の観音様とともに祀られている「子安観音」は安産にご利益があるとされ、多くが安産祈願ならびに、そのお礼参りに訪れる、まさに安産のお寺と言えます。
小石観音寺の歴史
鎮西聖徳山 小石観音寺は約800年前の西暦1182年、壇ノ浦の合戦で敗走した平家の武将が一門の追福のために、現在の伽藍の西南方響灘に面する高地に聖徳庵を安置したことに由来します。
以来、小石観音寺は舟人の海上安全の信仰を集めて、その後舟人の懇請により響灘を背にする現在の若松区中畑町に場所を移しました。
「頼まれ観音」として多くの信仰崇敬を集めるなかで、特に「安産御腹帯」はその昔、航行中の船中にて難産に苦しんでいる際、本尊脇仏「子安観音」の御身が現れ、無事出産、その御礼詣の新腹帯を信仰の厚い他の妊婦さんに授与したことに始まります。
その霊験があらたかなことは、多くの人に知られるようになり、
それ以後小石観音は、「頼まれ観音」「子安観音」として多くの参拝者が訪れます。
小石観音寺へのアクセス情報〜駐車場あり〜
小石観音寺へは北九州市営バス、もしくは車の利用がオススメ
JR小倉駅から車で約25分
JR若松駅から車で約10分
北九州市営バス「小石観音前」下車
北九州市営バス「中畑」下車 徒歩3分
小石観音寺の安産祈願の特徴
小石観音寺の安産祈願の特徴を4つのポイントで解説していきます!
✅神社ではなくお寺なので読経での祈願
✅妊婦さんだけでなくご家族もお堂に入ることができる
✅事前予約が可能
✅基本は開始時間が決まっている(9時~、10時~、11時~)
神社ではなくお寺なので読経での祈願
安産祈願を行なっている場所の多くは神社というイメージがあるのではないでしょうか?
北九州市の小石観音寺はお寺の中でも祈願を主としているいわゆる「祈願寺」で、真言宗の作法にのっとって安産祈願を行います。
したがって、神社で神主が行うお祓いとは異なるものとなります。
福岡県の中でも寺院でかつ安産祈願が有名な場所というのは非常に珍しいのではないでしょうか。
そういった意味でも、お寺であるというのは大きな特徴だといえるでしょう。
妊婦さんだけでなくご家族もお堂に入ることができる
安産祈願の多い戌の日などは、どこも多くの参拝者が訪れます。
なかにはあまりのも多くのお参りがあるので、祈願を受ける妊婦さんのみが堂内(社内)に入ることができるといったところもあるようです。
小石観音寺は予約が可能ですので、ご家族も一緒に祈願を受けることができます。
小石観音寺は安産祈願の事前予約が可能
小石観音寺は安産祈願の事前予約が可能です。
寺社仏閣では珍しいかもしれませんが、小石観音寺は安産祈願などの事前予約を電話または専用フォームから受け付けています。
予約なしでの祈願ももちろん可能ですが、前もって直接予約をすると同時に、不明点などを確認できるのは初めてお参りする方にも安心です。
基本は開始時間が決まっている(9時~、10時~、11時~)
小石観音寺の安産祈願の開始時間はあらかじめ決まっています。
午前9時、午前10時、午前11時のいずれかの時間が選択できるようです。
事前に受付を済ませておく必要があるので、15分前には寺務所へ足を運ぶようにしましょう。
小石観音寺の参拝方法
福岡県北九州市にある小石観音寺へ安産祈願に訪れる際の、参拝方法をまとめました。 初めてお参りに行く際は、確認しておくと安心です!
小石観音寺の安産祈願は事前予約が可能!
小石観音寺の場合、安産を含む祈願は前日までに電話またはホームページから予約が可能です。
また当日、予約なしでの祈願も可能のようです。
予約の際は希望の時間帯(9:00~,10:00~,11:00~)を伝え、当日の指定の時間帯にお寺に参拝をするという流れになります。
安産祈願当日の服装・持ち物〜特に冬場は気温に合わせた服装を〜
男性、女性ともにラフすぎる格好はさけることに注意すれば問題ないでしょう。
男性の場合は、短パンなどを避けてスーツあるいはジャケット、スラックスなどを着用すると間違いありません。
女性の場合は、あくまでも体調や動きやすさは優先しつつ、ワンピースなど落ち着いた服装で臨むと良いでしょう。
生まれてくる赤ちゃん、そして出産を控えるお母さん、お父さんにとって改めて威儀を正す特別な日ですのでそれに相応しい服装でお参りできると素敵ですよね。
また注意点としましてはお堂の中は冷暖房の設備がないので、特に冬場などは暖かい上着を着用するなどして妊婦さんの体調に十分配慮しましょう。
小石観音寺の安産祈願の費用と祈願内容
ご祈祷料は5000円~
納める際には、紅白の”のし”に入れて表書きは「御供」とします。
また、祈願後には祈祷済みの「腹帯」「安産お守り」が授与されます。
腹帯について
小石観音寺では、ご祈祷をしたさらしの腹帯が授与されます。
昔ながらのさらしの腹帯は、通気性もよく、月日とともに大きくなるお腹の大きさに合わせて、調整しながら付けることができるのが特徴です。
また、小石観音寺の歴史にもあるように難産に苦しむ妊婦の前に現じた本尊脇仏「子安観音」のご利益を授けるものですので、出産の大きな支えになるでしょう。
小石観音寺の安産祈願の予約はこちら
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